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計算式の表記

式で使用する文字

大文字と小文字、半角と全角が混在した式で有っても、全て小文字に変換して評価し計算します。

+-×÷のような全角記号、123のような全角と半角の混ざった数値、Sin(6)のような全角での関数名等も小文字に整形をして計算します。
(数字やアルファベットをコメント化したい場合には””で括る事により、コメント化が可能です。)

A~Zまでのアルファベット文字以外の文字は無視されます。

式中に漢字やひらがな、カタカナでコメント等を入力しても式の計算には影響しません。
(数字やアルファベットをコメント化したい場合には””で括る事により、コメント化が可能です。)

指数形式で入力する事が出来ます。

一般的なコンピューター上の指数表現 [仮数部]e[指数部] の形で指数を入力する事が出来ます。指数は式の整形時に有理数に直されて計算が行われます。

円周率をπまたはΠとして入力する事が出来ます。

円周率をπまたはΠとして入力する事が出来、計算上これを円周率を返す関数として扱います。π=pi(1) の関数に整形されます。()の中の引数は変更する事は出来ません。piは式の整形時に他の関数よりも先に 評価をされ、一時的に( 関数(引数))が形成されます。
(後に他の関数との括弧の省略、乗算の省略の判定時に、( (数値) 関数(引数) )として再整形されます)。

平方根を√として入力する事が出来ます。

平方根を表す根号記号を√として入力する事が出来、計算上これを関数として扱います。√= sq (引数) の関数で扱い、√の次の数値や関数が引数として扱われます。√は式の整形時に他の関数よりも先に 評価をされ,一時的に( 関数(引数))が形成されます。
(後に他の関数との括弧の省略、乗算の省略の判定時に、( (数値) 関数(引数) )として再整形されます)。

弧の省略

単純な式の場合、括弧を省略する事が出来ます。

1*2+(5+1 のように、末尾の)を付けていない場合など、末尾に)を付加して1*2+(5+1)と整形します。
1*2+(5+1*(2-5 のように単純な入れ子の場合も、末尾に))を付加して1*2+(5+1*(2-5))と整形します。
単純な式で無い場合は括弧の閉じ忘れはエラーとなります。

関数の括弧を省略する事が出来ます。

sin(10)をsin10, cos(1)をcos1と書く事が出来ます。
しかし、5sin(7)cos(1)3(√5)sin(6) の場合で省略をし、5sin7cos13√5sin6 と記述すると、この場合は√の前の数値13が、cosの引数なのか√との乗算なのか曖昧です。この場合は省略された括弧を付けて行く時に左から評価をするのでcosの引数として扱われ、cos(13)(√5)の計算になり、cos1*3√5のような計算を意図していた場合は正しい計算結果にはなりません。
このような場合はcos(1)3√5 または、cos1(3√5)と括弧を使用して明確にしてください。

括弧を省略した場合でも、計算上は括弧を付けて計算されます。

例:5sin7cos(1)cos3√5sin6
左から順に関数を評価し、括弧を付加して行きます。まず√が優先されるので√5が(√5)になります。次に左から評価をし、先頭のsinの引数7に括弧を付けsin(7)、その次のcosは括弧が付いているのでそのまま、次のcosは3が引数とされcos(3)、次は最初に評価をした(√5)で評価済み、次のsinの引数6に括弧を付けてsin(6) 従って、5sin(7)cos(1)cos(3)(√5)sin(6)と整形されます。

乗算記号の省略

乗算記号を省略する事が出来ます。

sin(1)*cos(2) のような式を sin(1)cos(2) のように書く事が出来ます。
5*sin(1)*cos(2)*3*sin(4) は、5sin(1)cos(2)3sin(4) と記入する事が出来ます。

乗算を省略した場合、その乗算の集まりは括弧でくくるのと同様になり、優先して計算します。

関数の前に有る数値(又は関数)との乗算記号を省略した場合は乗算の集まりに加えます。
例:5*sin(1)の乗算を省略して、5sin(1)と記入した場合、 ( 5sin(1) ) になります。

関数の後ろにある数値との乗算記号を省略した場合は乗算の集まりに加えません。
例:5sin(1)6 と記述した場合、(5sin(1))*6のようになります。

※ただし、√の場合は別になります。√の後ろにある数値は√と無条件で連結をします。
例: 5sin(7)cos(1)√51sin(6) の場合、√が優先され、√の後の数値 51は√の引数として扱われます。従って( 5sin(7)cos(1)(√51) sin(6) )になります。

括弧内の最後の関数から、乗算記号が省略されている前の数値(又は関数)を、同じ括弧内に含めていきます。

例: 5sin(7)cos(1)3√5sin(6)7 の場合、最後の関数sin(6)の前を連結して行きます。
従って(5sin(7)cos(1)3(√5)sin(6))が集まり、その次の*7は含まれません。 (5sin(7)cos(1)3(√5)sin(6))*7のような計算になります。

括弧と数値や関数との乗算の場合も、乗算記号を省略する事が出来ます。

例:(1+2)*(3*4)の場合・・・(1+2)(3*4)
例:3*(1+2)の場合 ・・・3(1+2)
例:3(1+2)6の場合は、関数と同じように、最後の括弧から前の数値や関数を含めて行きますので、 (3(1+2))*6 となります。

関数の前にある数値はその後の関数との乗算を示します。

例:sin(1)6sin7
乗算を省略して結合した末尾の関数sin7から評価をし、その前の数値6がsin7と乗算されます。つまりsin(1)(6sin7)のように計算されます。このように、関数の前に数値が有る場合は((数値)関数(引数))、関数の前に数値が無い場合は(関数(引数))とし、乗算記号を省略した関数の集まりが形成されます。

例:5sin(7)cos(1)3(√5)sin(6)
( (数値)関数(引数) )、又は (関数(引数)) として評価しますので、(5sin(7)) (cos(1)) (3(√5)) (sin(6)) の関数の集まりになります。