電卓の基本仕様
Zimoではシャープ系の電卓、またはカシオ系の電卓として動作させる事が可能です。
四則計算キー [+][-][×][÷]
四則計算(加減乗除算)を行う時にそれぞれ押します。押し間違えた場合は、それぞれ押しかえる事によって訂正が出来ます。
計算式 | キー操作 | 表示 | 説明 |
---|---|---|---|
a+b | 10[+]20 | "30" | aにbを加算します。 |
a-b | 10[-]20 | "-10" | aからbを減算します。 |
a×b | 10[×]20 | "200" | aにbを掛けます。 |
a÷b | 10[÷]20 | "0.5" | aをbで割ります。 |
イコールキー [=]
計算式の合計を求めます
計算式 | キー操作 | 表示 | 説明 |
---|---|---|---|
a+b= | 10[+]20[=] | "30" | aにbを加算して計算式を閉じ、合計として表示します。 |
パーセントキー [%]
パーセント(百分率)の計算を行い、計算式の合計を求めます。
シャープ式の場合
計算式 | キー操作 | 表示 | 説明 |
---|---|---|---|
a+b% | 200[+]10[%] | "220" | aに、aのb%を加算します。 |
a-b% | 200[-]10[%] | "180" | aから、aのb%を減算します。 |
a×b% | 200[×]10[%] | "20" | aのb%を求めます。 |
a÷b% | 10[÷]200[%] | "5" | aはbの何%かを求めます。 |
カシオ式の場合
計算式 | キー操作 | 表示 | 説明 |
---|---|---|---|
a+b% | 198[+]34[%] | "300" |
マークアップ(売価計算)方式です。 aは定価よりb%引きの価格であった時の「定価」を求めます。 ←売価198円、値引率34%の定価は300円です。 |
a-b% | 198[-]300[%] | "-34" |
マークアップ(売価計算)方式です。 aは定価bの何%引きの価格かを求めます。 ←売値198円は定価300円の34%引きです。 |
a×b% | 200[×]10[%] | "20" | aのb%を求めます。 ←200の10%は20です。 |
a÷b% | 10[÷]200[%] | "5" | aはbの何%かを求めます。 ←10は200の5%です。 |
※ CASIO式計算時は、
a[×]b[%][+]のように続けて[+]キーを入力すると、a+a×b% の計算を行います。
a[×]b[%][-]のように続けて[-]キーを入力すると、a-a×b% の計算を行います。
自乗、べき乗
シャープ式の場合
計算式 | キー操作 | 表示 | 定数 | 説明 |
---|---|---|---|---|
a^2 | 2[×][=] | "4" | ×2 | aの2乗が計算され、aが定数としてセットされます。 |
a^3 | [=] | "8" | ×2 | aの3乗が計算されます。 以降、連続して[=]を押すと、+n乗を求める事ができます。 |
カシオ式の場合
計算式 | キー操作 | 表示 | 定数 | 説明 |
---|---|---|---|---|
2[×][×] | "2" | ×2 | aを定数としてセットします。 | |
a^2 | [=] | "4" | ×2 | aの2乗が計算されます。 |
a^3 | [=] | "8" | ×2 | aの3乗が計算されます。 以降、連続して[=]を押すと、+n乗を求める事ができます。 |
逆数計算
シャープ式の場合
計算式 | キー操作 | 表示 | 定数 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1÷a | 5[÷][=] | "0.2" | ÷5 | aの逆数(1÷a)を計算し、aが定数としてセットされます。 ←1÷5が計算され、”0.2”が表示されます。 |
カシオ式の場合
計算式 | キー操作 | 表示 | 定数 | 説明 |
---|---|---|---|---|
5[÷][÷] | "5" | ÷5 | aを定数としてセットします。(パネルにKが表示されます) | |
a÷a | [=] | "1" | ÷5 |
a÷定数を計算します。 ← 5÷5=1 (置数aの5 ÷ 定数の5) |
1÷a | [=] | "0.2" | ÷5 |
1÷定数を計算します。”0.2”が表示されます。 ← 1÷5=0.2 (1 ÷ 定数の5) |
定数のセット
シャープ式の場合
四則計算キーがセットされた状態で、[=] または [%] キーを入力すると定数がセットされます。
ただし、[+][%]、[-][%]の入力時には入力が無視されます。
置数a[四則計算キー]置数b[=]
計算式 | キー操作 | 表示 | 定数 | 説明 |
---|---|---|---|---|
a+b= | 10[+]20[=] | "30" | +20 | bが定数化されます。 |
a-b= | 10[-]20[=] | "-10" | -20 | bが定数化されます。 |
a×b= | 10[×]20[=] | "200" | ×10 | aが定数化されます。 |
a÷b= | 10[÷]20[=] | "0.5" | ÷20 | bが定数化されます。 |
置数a[四則計算キー]置数b[%]
計算式 | キー操作 | 表示 | 定数 | 説明 |
---|---|---|---|---|
a+b% | 10[+]20[%] | "12" | +10 | aが定数化されます。 |
a-b% | 10[-]20[%] | "8" | -10 | aが定数化されます。 |
a×b% | 10[×]20[%] | "2" | ×10 | aが定数化されます。 |
a÷b% | 10[÷]20[%] | "50" | ÷20 | bが定数化されます。 |
置数a[四則計算キー][=]
計算式 | キー操作 | 表示 | 定数 | 説明 |
---|---|---|---|---|
a+= | 10[+][=] | "10" | +10 | aが定数化されます。 |
a-= | 10[-][=] | "-10" | -10 | aが定数化されます。 |
a×= | 10[×][=] | "100" | ×10 | aが定数化されます。 |
a÷= | 10[÷][=] | "0.1" | ÷20 | aが定数化されます。 |
置数a[四則計算キー][%]
計算式 | キー操作 | 表示 | 定数 | 説明 |
---|---|---|---|---|
a+% | 10[+][%] | 無視 | 無視 | 入力は無視されます。 |
a-% | 10[-][%] | 無視 | 無視 | 入力は無視されます。 |
a×% | 10[×][%] | "1" | ×10 | aが定数化されます。 |
a÷% | 10[÷][%] | "10" | ÷10 | aが定数化されます。 |
カシオ式の場合
四則計算キーのいずれかを続けて二回入力する事により、定数がセットされます。
パネルには定数計算モードを示す”K”が表示されます。
※定数計算モードの後に再度四則計算キーを入力、または[AC]キー、[CA]キーを入力した場合に定数計算モードは解除されます。
キー操作 | 表示 | 定数 | 説明 |
---|---|---|---|
10[+][+] | "10" | +10 | 置数10 が定数化されます。 |
10[-][-] | "-10" | -10 | 置数10 が定数化されます。 |
10[×][×] | "10" | ×10 | 置数10 が定数化されます。 |
10[÷][÷] | "10" | ÷10 | 置数10 が定数化されます。 |
定数計算
シャープ式の場合
定数がセットされている状態で、置数a[=]、置数a[%]、置数a[四則計算キー][=]、置数a[四則計算キー][%]
のいずれかを行うと、定数計算が実行されます。
定数がセットされている状態で[=]キーか[%]キーのみを押すと、表示中の値が置数aとして使用されます。
置数a[=]
定数 | キー操作 | 定数計算 | 表示 | 定数 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
+20 | 10[=] | 10(+)(20)= | "30" | 変化無 | 置数10に定数20 を加算しています。 |
-20 | 10[=] | 10(-)(20)= | "-10" | 変化無 |
置数10から定数20を減算しています。 |
×20 | 10[=] | (20)(×)10= | "200" | 変化無 | 定数20に置数10を乗算しています。 |
÷20 | 10[=] | 10(÷)(20)= | "0.5" | 変化無 |
置数10から定数20を除算しています。 |
置数a[%]
定数 | キー操作 | 定数計算 | 表示 | 定数 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
+20 | 10[%] | (20)(+)10% | "22" | 変化無 | 定数20に置数10% を加算しています。 |
-20 | 10[%] | (20)(-)10% | "18" | 変化無 | 定数20から置数10%を減算しています。 |
×20 | 10[%] | (20)(×)10% | "2" | 変化無 | 定数20に置数10%を乗算しています。 |
÷20 | 10[%] | 10(÷)(20)% | "0.5" | 変化無 | 置数10から定数20%を除算しています。 |
置数a[四則計算キー][=]
定数 | キー操作 | 計算 | 表示 | 定数 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
+20 | 10[+][=] | 10+(20)= | "30" | +10 | 置数10に定数20 を加算し、定数を更新しています。 |
-20 | 10[-][=] | 10-(20)= | "-10" | -10 | 置数10から定数20を減算し、定数を更新しています。 |
×20 | 10[×][=] | 10×10= | "100" | ×10 | べき乗計算を行い、定数を更新します。 |
÷20 | 10[÷][=] | 1÷10= | "0.1" | ÷10 | 逆数計算を行い、定数を更新します。 |
置数a[四則計算キー][%]
定数 | キー操作 | 計算 | 表示 | 定数 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
+20 | 10[+][%] | 10+(20)% | 無視 | 無視 | 入力は無視されます。 |
-20 | 10[-][%] | 10-(20)% | 無視 | 無視 | 入植は無視されます。 |
×20 | 10[×][%] | 10×10% | "1" | ×10 | べき乗%を計算し、定数を更新します。 |
÷20 | 10[÷][%] | 1÷10% | "10" | ÷10 | 逆数%を計算し、定数を更新します。 |
カシオ式の場合
定数がセットされている状態で、置数a[=] か 置数a[%]を行うと、定数計算が実行されます。
定数がセットされている状態で[=]キーか[%]キーのみを押すと、表示中の値が置数aとして使用されます。
定数 | 計算例 | キー操作 | 表示 | 定数 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
+20 | 10(+)(20)= | 10[=] | "30" | 変化無 | 置数10に定数20 を加算しています。 |
-20 | 10(-)(20)= | 10[=] | "-10" | 変化無 | 置数10から定数20を減算しています。 |
×20 | 10(×)(20)= | 10[=] | "200" | 変化無 | 定数20に置数10を乗算しています。 |
÷20 | 10(÷)(20)= | 10[=] | "0.5" | 変化無 | 置数10から定数20を除算しています。 |
オーバーフローについて
以下の状態になった場合、エラーサイン "E"を表示して演算を中止します。
エラー表示の解除はクリアキー(シャープ式は[C]、カシオ式は[AC])、クリアオールキー[CA]を押してください。
3) 及び 5) の状態はクリアエントリー(シャープ式は[CE]、カシオ式は[C])、又はバックスペースキー [→]でも解除出来ます。
除数が0の除算を行った時
計算例 | キー操作 | 表示 |
---|---|---|
10÷0= | 10[÷]0[=] | "E 0" |
負数の平方根を求めた時
計算例 | キー操作 | 表示 |
---|---|---|
√-10 | 10[+/-][√] | "E 0" |
整数部を電卓の有効桁(Digit)を超えて入力した時
キー操作 | 表示 |
---|---|
12345678901 | "E 1234567890" |
独立メモリー[M]、グランドトータルメモリー[GT] の値の整数部が、電卓の有効桁(Digit)を超えた時
表示 | サイン | 説明 |
---|---|---|
"E 0" | "MF" | 独立メモリーのオーバーフローを示します。 |
"E 0" | "GF" | グランドトータルメモリーのオーバーフローを示します。 |
計算結果の整数部が、電卓の有効桁(Digit)を超えた時
計算結果が電卓に表示できる範囲を超えた場合、表示できない下位の桁はカットされます。
エラー表示で付加される小数点の位置により、カットされた下位の桁数が分かります。
キー操作 | 計算結果 | 表示 |
---|---|---|
1234567890 [×]100 |
123,456,789,000 | "E 12.34567890" |
説明:エラー表示の先頭から2桁ケタ目に小数点が付加されていますので、2桁(計算結果の下線部)がオーバーフローしているのがわかります。